やまぐち森林づくり県民税

2009年7月13日、山口市に於いて「やまぐち森林づくり県民税」に関する意見聴取の会が開催され、我がグループららも加藤副会長、中村雄二FM、吉川弘会員が参加してきました。以下はその資料を抜粋したものです。   
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   佐波川水源の森作り⇒森
1.森林の持つ多面的な機能
   豊かな水を作り貯える機能(水源涵養機能)、きれいな空気を生み洪水や災害などから県土(国土)を守る    機能、近年では地球温暖化の原因となる二酸化炭素の吸収源としての役割などくらしや産業を支える様々   な役割。
2.山口県の森林・林業の現状と課題
山口県の県土面積は約61万1千f、そのうちそのうち森林の面積は約43万9千fで、県土の72%は森林。森林の持つ多面的な機能を経済的に評価すると、県内のGDPの5分の1に相当する年間1兆2千億と推計され森林は私たちの暮らしや産業を支える大きな役割を果たしている。この森林の持つ多面的な機能は森林が適切に管理されることで発揮されてきた。戦後の国内木材需要に対応するため多くの山に杉やヒノキが植えられた。これを人工林と言うが杉やヒノキは木々の成長に合わせ太陽光や風が森林内に入るように一定量の木々を伐採(間伐)しなければ木自体が成長できずモヤシ化して強い風で倒れてしまう。また光や風が届かない地面は下草が生えずむき出しになった表土が雨に流され災害の原因となっている。戦後の人工林の中には、木材価格の長期低迷や農山村の過疎化高齢化に伴い間伐などの手入れがされないまま荒廃していて森林の持つ多面的な機能の低下が懸念されている。
3.竹林の繁茂
山口県の竹林面積は全国3位の1万2千fで繁殖力の強い竹は、この20年間で2千fも増加している。竹は1年で15bの高さに伸びるほど成長力が強く、地下茎を通じて周辺に伸びて行く繁殖力も旺盛。大量に高く伸びた竹によって周囲の樹木は太陽光が当たらず枯れ始め、森林が荒廃し、地下茎で広がった竹で住宅地や畑地に竹が生えて支障をきたすところも増えている。
4.やまぐち森林づくり県民税の導入
山口県では、荒廃した森林や繁茂し過ぎた竹林などを整備し、森林の持つ多面的な機能が発揮される森林に再生するための財源として、平成17年に「やまぐち森林づくり県民税」を導入した。税額は個人5百円法人は規模に応じ1千円〜4万円で平成21年度までの5年間の税収額は約20億5千万円。このうち徴収取扱費を除いた20億1千万円を森林の再生事業に使った。このような森林再生目的税は全国的にも導入されてきた。
5.これまでの具体的な取り組み(実施内容)
@荒廃したヒノキや杉の人工林の再生「公益森林整備事業」、A生い茂った竹林を整備する「竹繁茂防止緊急対策事業」、B身近な場所で森林の良さを感じてもらう場の整備を行う「やすらぎの森整備事業」、C木の陰が魚の産卵や繁殖などに役立つ「魚つき保安林」などの「海岸林整備事業」の四つのハード事業を実施した。また森林つくり県民税の取り組みや森林作りの大切さなどを啓蒙する催しなども行った。
またソフト事業として「やまぐち森林づくりフェスタ」の開催や「地域イベント」の開催に取り組んできた。これらのイベントの中では佐波の里山サポートネットのフィールドマネジャーであるとともに山口竹林ボランティアの会長でもある中村雄二さんもバンブーオーケストラで参加されています。